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「アリー!」
中年のおっさんは瞬く間にアリ戦闘員になってしまった。しかし、掛け声がアリー、だとは。そんなんで良いのだろうか。などと栄子が要らぬ心配をしていると。
「次は、そこの女共だ」
アリ怪人が英子と小学生の少女を指差し言ってきた。ピンチである。アリ戦闘員なんてすぐにやられそうなのにはなりたくない。
「捕まえろ!」
「アリー!」
アリ戦闘員達が安易な掛け声を叫びながら英子達に向かって襲い掛かってきた、その中には先ほどの中年のおっさんだった戦闘員も混じっている。
「目障りだ」
不意に少女が呟いた。
そして、次の瞬間、アリ戦闘員達は少女によって吹き飛ばされた。
「なんだ貴様は!」
アリ怪人が声を荒らげた。
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