5人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
一体この少女は何者なのか。栄子が少女に目をやると少女の体は光に包まれていた。
栄子の脳内に小さい頃かつて憧れた魔法少女の姿が思い浮かんだ。
まさか、あの少女は魔法少女なのだろうか。だが、光が消え、現れた少女の姿は栄子の想像とはかなり違った。
「あ、れ?」
光が消え、変身し終わった少女、だがその姿は魔法少女と言うよりは小悪魔チックな格好だった。
頭には角が生え、背中にはコウモリの様な羽、悪魔のような尻尾。
そして止めを刺すかのように少女が名乗りを上げる。
もっとも何に止めを刺すのか、栄子にはよくわからなかったが。
「悪の組織、悪魔少女商会会長、ココノエ・シオン、ココに見参!」
「あ、悪の組織だと!?」
最初のコメントを投稿しよう!