悪魔と呼ばれた少女 (2/7UP)

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 一体この少女は何者なのか。栄子が少女に目をやると少女の体は光に包まれていた。  栄子の脳内に小さい頃かつて憧れた魔法少女の姿が思い浮かんだ。  まさか、あの少女は魔法少女なのだろうか。だが、光が消え、現れた少女の姿は栄子の想像とはかなり違った。 「あ、れ?」  光が消え、変身し終わった少女、だがその姿は魔法少女と言うよりは小悪魔チックな格好だった。  頭には角が生え、背中にはコウモリの様な羽、悪魔のような尻尾。  そして止めを刺すかのように少女が名乗りを上げる。  もっとも何に止めを刺すのか、栄子にはよくわからなかったが。 「悪の組織、悪魔少女商会会長、ココノエ・シオン、ココに見参!」 「あ、悪の組織だと!?」
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