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そのままベッドへ押し倒し、何度も何度も抱き合った。
絶対離さない。
何があっても、おまえは俺のそばにいろよ、ハル。
そう願って、汗ばむハルの体をギュッと抱きしめた。
雨はまだ、ざあざあと降っている。
「涼さん」
「なんだ?」
「俺、後で……英語でわからないとこ教えてほしいんだけど」
「ああ」
頬を撫でるとハルは気持ちよさそうに目を閉じた。
俺もそんなハルを見ていると、うとうとと睡魔が襲ってくる。
「はやく雨やむといいね」
「そうだな」
そう言って、俺達は抱きしめあって眠りの世界へと落ちて行ったのであった。
END.
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