赤 朱 緋 紅

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… …… ………… …………………………………… 『いっいやだ』 満「と、言われてもね……」 なんで? ただでさえ今日は人前に出過ぎて心身共にやられてるのに 満「風紀委員長様いわく、当事者の証言がなければ生徒会のクソ共に処罰をくだせない、だそうだよ」 えー…… 知らねえよ っていうか証言って、別に俺じゃなくても見てた人に聞けば良いんじゃ 満「ああ、そうそうこれも委員長様が言ってたんだけど、事件があったのは食堂の専用フロアで一般生徒から証言を求めた所で上で起きた会話や物音しか聞こえていないため大した情報は得られない、よってお前が逃げることは出来ない、絶対に来い、だって」 えー えぇえー 満「こんな長ったらしいセリフ覚えてた僕すごくない?」 ちょっと黙ってほしい どうしよ、普通にいや 風紀室に行くってことは、また知らない人達と会わなきゃいけない…… というかそれ以前に 『俺風紀室の場所、知らないから、迷子になって辿り着けなかった、ってことで……』 満「お迎えが来るってよ?逃がす気ないんだねー」 なに余計なことしてやがる なんか顔も知らないけど風紀委員長、きらい ?「すみませーん、風紀委員です。お迎えに来ましたー」 満「あ、ほら来たよ?」 ほんと、いやになる
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