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ケンジは自分の中で答えを出し、一番信頼のおけるリョウに罵倒される事を覚悟して電話する。
1コール、2コール心が揺れる・・・・・・
3コール目でリョウは出た。
「もしもし」
「今、大丈夫?」
いつものケンジならこんな気遣いはしない。
「どうした?」
そんなケンジにリョウも気付く。
「昨日は悪かった。ゴメン」
「いや、みんなもケンジの気持ちは分かってるよ」
少し無言になりケンジが切り出す。
「あのさ、さっき昨日のプロダクションの人から電話があったんだ。で、俺にソロデビューしないかって・・・・・・」
ケンジは厳しい言葉を想像し構える。
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