CASE1

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あいつ本当は怒ってたんじゃ。 今日番号変えたのかも。 何かあったのか・・・・・・ 色んな考えが心を通り過ぎる。 真偽を確かめたいとリョウに自宅に電話した。 トゥルルル・・・・・・  かかった。 「はい、三上ですが」 リョウのお母さんだ。 ケンジは安堵の表情を浮かべた。 「あのケンジですけど、リョウ君は?」 「えっ、どちらにおかけですか?」 「・・・・・・リョウ君のお母さんですよね?」 「内にリョウという人間はいませんが。間違いじゃありませんか?」 「すみません」 確かにリョウのお母さんだと感じながら半信半疑で電話を切った。 .
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