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ケンジの脳裏に一瞬、『アスタ*リスク』の絵が浮かぶ。
でたらめだと忘れていたサイトだ。
ありえない、ありえない、そんな事絶対にありえい・・・・・・
その心の中の叫びに嘘であってくれと願いがにじみ出る。
何かにすがり付くようにメテオプロダクションの大崎に電話をかける。
「はい、大崎ですが」
すぐに電話に出た。
「あの、ケンジですが」
「おおケンジ君か、どうしたんだい?」
「ボクがスカウトしてもらったオーディションあったでしょ」
「ああ、それがどうしたんだい?」
「あの時、ボクが組んでたバンド覚えてますか?」
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