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日が傾き厳しい日差しも和らぎだした頃、多くの人が家路を急ぎ駅に溢れていた。
その人ゴミをかいくぐり、ケンジは電車の中にいた。
窓際でまだ心の整理はつかず、イライラしている。
いつもであれば、ヘッドフォンステレオで自分達の曲を聴いているのだが、そういう気にもなれなかった。
すると雑踏の中から話し声が聞こえてきた。
前の駅で乗り込んできた5,6人の女子高生だ。
「知ってる?願いが叶うサイトがあるらしいよ」
「えーーーウソっぽい」
「なんか胡散臭くない?」
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