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外はすっかり暗くなり外灯が灯り始め自動販売機や車のヘッドライトが目立ち出した頃にケンジは最寄りの駅から家に向かい歩いている。
途中コンビニに寄り弁当とペットボトルのお茶を買い家路を急いだ。
ふと立ち止まり空の星を見上げ想いを巡らす。
今のままで自分はプロになれるのか、自分はプロになれないのか、プロと自分差は・・・・・・
何の答えも出ないまま家に着いた。
「ただいまぁ」
その声に母親がパタパタとスリッパの音をさせて玄関に出てきた。
「あら?健児?今日はバンドの事で遅くなるんじゃなかったの?」
「ちょっと色々あってさ」
「遅くなるって聞いてたから、夕食用意してないわよ」
「ああごめん。メシは大丈夫。コンビニで弁当買って来たから」
と部屋へ急いだ。
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