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明かりを点けエアコンを操作しながらリュックを下ろしベッドに座り込む。
部屋に所狭ましとCDや音楽雑誌が置いてある。
壁掛け時計が慌しく時間を刻み、その音が6畳の部屋を腑にグラグラした感情ごと包んでいる。
その空気を嫌い、おもむろにステレオのリモコンを操作し音楽を普段の音量より大きめにして流す。
コンビニの袋からペットボトルのお茶を取り一気に流し込む。
次に弁当を手に取り、ビニルを剥がし蓋を開きご飯を口に運ぶ。
お昼ごはんを食べそびれたから、お腹は空いてるはずなのに体は感情で支配され食が進まない。
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