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後ろからつかみ掛かられ床に倒される。
前のめりに倒れたのですかさず体を切り替えし襲ってきた相手を蹴りあげた。
「うぐぅぁー」
あまり苦しそうな声を出すことなく床に倒れる敵。
「女…?」
その不法侵入者をまじまじと見る。
身長はおそらく150cmないかもしれないぐらい小柄で、長くて艶のある黒髪。そして、目は眠いのか半分しかあいていない。
しかも、うちの学校のセーラー服だ。
こんなやつが同じ学校とは、頭痛がするぞ…
「と、いうわけで」
「おわっ!?いつの間に!?」
さっきまで倒れていたはずなのに、目の前に立っている。
俺はその女を見下ろす形になるがな。
「あなたは学校に行ってはならない」
「はあ、なんで?」
「殺される」
「お前さ、俗に言う電波だろ」
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