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「私とあなた様は前世より一身同体。あなた様が王で私は騎士。そんな関係に電話などいりません。」
「そういう問題じゃないんだがな…」
困った俺は頭をカリカリかく。
癖だった。
「ちなみに、私は未来から来ていないけど未来の猫型ロボットです。」
「ロボットなのか?」
「そんなことはありません。」
そう言いながらどこからか取り出したネコミミを頭に乗せる。
「よし。わかった。命令だ。それ外せ。」
「却下ですね。私のアイデンティティーですから。」
「気に入っただけだろうが…」
こいつと話していると体力を使う。
「つーか命令にはなんでも従うんじゃなかったのか?さっきから却下されてばかりなんだが」
「拒否権ですよ。」
「そうですか…」
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