【エキシビション】 ―お馬鹿三人衆―

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~居間~ ナハト「皆さん御飯を持って来てもらうんで、もう少しだけ待ってください」 慎二「いいぜ!あぁ~どんな飯だろ~……」 既に食事の事で頭が一杯な慎二を他所に、悟が…… 悟「なぁ、ナハト……目的を話してくれ……平凡な高校生をこの世界に連れてきた目的を……」 ナハト「………………」 悟「どうした?答えないのか…………竜也」 ナハト「んなっ!!!!?」 悟「俺が気付かないとでも?」 ナハト「いや、それは………」 悟「それは置いといて……連れてきた目的を話してくれ」 ナハト(竜也)「分かった……慎二も聞いてくれ」 慎二「ん?なになにどうした竜也」 竜也「………慎二にもバレてたか」 かなり残念そうな竜也 慎二「当たり前だろ?俺達は三人で1つの集団……かれこれ5年以上の付き合いだし、お互いの癖とかは熟知してる……姿形が変われど癖は消えない……ただ、それだけだが、竜也が……いつも一緒にいた竜也であることと何ら変わりはない」 竜也「ぅぅっ………………」 必死で涙を堪えようとする竜也だが、二人の想いに溢れる涙が止まらず、抑えきれない分が嗚咽となり部屋に響いた………また、竜也を見て どれだけの重りを持ち、今まで苦しんだかを多少なりとも察した悟・慎二も涙を流していた………
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