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「くそ、絶望ってこの事か……」
ギルドマスター「皆のもの、落ち着け!無闇に取り乱すな!信頼のある者と行け!全霊を徒して掃討に向かえ!死ぬんじゃ無いぞ」
ウォ-------
「ジジイ、俺さきに行くからな」
「待て、わしの愛刀を譲ろう。時雨の上を行く、朧月じゃ!役立つことを保証する」
「助かる」シュン
―カルフェルトの湖―
「おい、いねぇのか」
「よく来たな」
「なぁ、俺達でケリをつけよう」
「ふん、貴様を殺すつもりはないと昨日も言ったが?」
「あっそ」ブン
「ほぉ、良い品だ。流石はギルドマスター……父様から盗んだ品を当時の状態に保てるとは」
「は?盗んだ?」
「あぁ、父様を殺してでも欲しかったのだろうな、だから貴様には『父様は死んだ』っと伝えたんだろうな」
「…………」
「人間とはそんな生き物さ。私利的な考えを持ち、それを成すために他人を犠牲にする。そんなものの為に死のうというのか?」
「俺……俺は……それだけが人間じゃないと思っている」
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