5人が本棚に入れています
本棚に追加
/45ページ
人の不幸は蜜の味。昔の人はうまい事を言ったもんだ。
人間なんて生き物は下世話なもんで、他人を心の何処かで嘲笑っている。自分より成績が悪い。給料が低い。身体的特長を貶すなんてのは日常茶飯事。
自分は違うって思う事自体が間違いだ。当たり前だろ?そう言う奴は気づかないだけだ。それか気づかないフリをしているだけ。
俺から言わせれば、人に悪く見られたくないだけのただのエゴだ。
性善説、性悪説なんて言葉もある。そもそもこんな言葉事態が馬鹿馬鹿しいと思っている。善ってなんだ?悪ってなんだ?善悪なんてもんは、そこにいる人の状況と立場で決まるもんだと俺は思う。
分かりやすく言えば戦争が良い例だ。別に戦争を認めているわけじゃない。戦争はもちろん不毛な殺し合いでしかない。
そこに利益や文化の発展があったとしてもだ。互いの正義を振りかざし、攻める国を悪とし、血で血を洗う。そこには善も悪も関係ない。残るのは、ただ悲しい現実だけだ。
故にだ、善悪なんてもの自体がナンセンスだ。
最初のコメントを投稿しよう!