最悪の小包

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散々タカを「クズ男」と言い捨てていくうちに ドンドンスッキリしていった。 今まで貯めこんでいたものが土石流がごとく 勢いよく流れだしたからだ。 「あーあ!馬鹿らしい!!  もうあんなクズ忘れてシッカリ前を見て歩くよ!!」 「うん!!!  それがいいよ!」 私はマフラーをもう一度手にする… 「私の想いはタカには届かなかったよ  折角編んだのにゴメンね」 そういってゴミ袋に再び入れた。 「ホント  今度こそ  さよならだ」
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