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「では、君達の入隊を歓迎しよう。」
そう言われた瞬間、俺はやっと新撰組の隊士になったと実感した。けれども、そのわずか数秒でその夢は崩れさる。
俺、市村鉄之助は土方歳三の小姓として働くことを命ぜられたのだった。
それはつまり実戦には出られないということで、物凄く落ち込んだ。
「いつまで、そうしているつもりだ。」
突然声を掛けてきた、なんだよこいつ、そう思って睨みつけようとした相手、それが三番組の組長、斎藤さんとの出会いだった。
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