赤き獅子、入隊。

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白湯を持って沖田さんの部屋に戻ると布団によこになってる沖田さんと傍らに土方さん。 「もう平気だと言ってるじゃないですか、咳も出てません」 「だがな、目を離したらまた起き上がるだろうが」 「白湯お持ちしました」 「えらく時間が掛かったな、まあいい」 「あの、斎藤さんがあまり無理はするなって言ってました」 「彼らしいなぁ、しょうがない。大人しくしますよ」 そういうと薬を飲んで沖田さんは寝てしまった。 「ったく、市村、お前もそろそろ部屋から出ろ」 「は、はい!」 睨まれて俺は沖田さんの部屋から飛び出した。 そんなこともあった新選組としての最初の日
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