ハジマリ

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このシステムには大学側にもメリットがあり、優秀な生徒を獲得できるため高大一貫校(附属校とは別)という珍しいシステムになったようだ。 さらに、大学としては珍しいシステムで名を売る目的もあったらしく一貫校になったあとから有名企業がスポンサーとなって色んな研究をしている。 そんなことを考えているうちに教室に着いた。 とりあえず席につき教授を待つ。 座ってから暫くたって、俺の携帯にメールが届いた。 他の奴も携帯を取り出すのが見えた。 そのメールには講義が休みであることが書かれていた。 教授が講演会と講義が重なってる事に気づけなかったという話だ。 急な事だった。 皆嬉しそうな顔をしている。 俺は教室を出ていく。 すると、狙っていたかのように 俺の携帯に電話が鳴る。 「もしもし」 「やっと出たな」 「この声は…」
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