36人が本棚に入れています
本棚に追加
冬に覚えた歌なんて忘れた
俺は新しなりたいから
なんて気持ちでストーブに残る石油を
すべて使いきったあの日から
時間は流れ
初夏の香りが立ちこめる校舎の中
俺はあの子に恋をした
今は掃除の時間
俺とヒナは音楽室の掃除をしてる
紫「なー 久しぶりにピアノ弾いてくれや」
そーいえば昔からこいつは俺のピアノ好きやったな
赤「ええでー♪あっ!その前にドア閉めろよ!!」
ヒナがドアを閉め終わるのを見届けてから俺はピアノを弾き始めた
♪〓♪〓〓♪
やっぱりピアノ弾くと気分がええなー
そんな時やったふいに聞こえた
俺を熱くするあの声
黒「ジェリー・リーみたい…」
あの子
赤「横山っ!!お前何でここにおんねん!!」
てかなんでジェリー・リースタイルで弾いてんのわかったんや
黒「あたしもここの掃除!アホやな渋谷は 笑」
骨身をさらけだしたみたいに顔が赤くなってる俺は横山の問いに
赤「へぇー」
散文的に笑うしかなかった
.
最初のコメントを投稿しよう!