0人が本棚に入れています
本棚に追加
『巧矢!』
優は完全に炎に囲まれていた。
赤い髪。派手な服装。優と同じくらいの年の男が笑いながら向かってくる。
『てめぇ公野橋優だな?』
『なんで俺の名前を知っているんだ!』
『これが教えてくれるんだよ。殺す相手の名前をなぁ!』
彼の手には紅い輝きを放つカード。
『あれと似ている!』
慌てて黒いカードを取り出す。
『これが関係しているのか?』
炎が強まる。まるで蛇がうねるように。
『ごちゃごちゃうるせーな!お前はここで死ね!』
赤いカードから炎が一直線に優に向かう。
『うっうわぁぁぁ!』
その時黒いカードが光り輝き優を覆った。
最初のコメントを投稿しよう!