第一章

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公野橋優は学校が終わり帰り支度をしていた。 教室を出ようとした時、後ろから肩を叩かれた。 髪の色がほんのり茶色い。花田巧矢がにこやかに話し掛ける。 『優!今日も学校つまらなかったな。さっさと帰ろうぜ』 『おうっ』 優はうなずく。 帰り道いつもの喫茶店で二人で語る。優の唯一の楽しみは巧矢とこの喫茶店で話すことだ。
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