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『優君。君にこれを託す。今後色々な困難が君を待ち構えているだろう。だが君なら乗り越えられる。』
そう言って男は優にトランプほどの大きさの黒いカードを渡した。
『なんですか?これ』
顔を上げた時にはもう男はいなかった。
『なんだったんだ?あの人』
『ただいまー』
巧矢が戻って来た。優がなにか考え込んでる様子を見た巧矢は心配そうに言った。
『どうした?なんかあったのか』
『いや、さっき…ってお前トイレに何十分かかってんだ!』
笑いながら巧矢は言う。
『いやー、我ながらびっくりだね。急に腹痛いと思ってトイレに入ったら洪水のように…』
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