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入学して本格的な勉強が始まり、他の人達はちがう学校の友達が多くなっていった。
でも私と紗月ちゃんは、いつも二人で話していた。実は、同じ小学校だったのは紗月ちゃんだけで、みんな知らない人ばかり。
そしていよいよ始めての期末テストの時期になり、みんなが勉強に専念し始めていた。他の人達はわからないところを友達に聞いていた。でも私は紗月ちゃんに教えてもらっていた。
「紗月ちゃん。これどうやんの?」
「あぁ。これはね、こうして、こうして───。」
「そうか!んじゃこれは?」
っと聞いてばかり。部活は3日前に停止になり、私は家で勉強をしていた。でもたまに途中でパソコンをやっていると、
「こら!空。ちゃんと勉強しなさい!パソコンやってないで。」
「はーい。」
っとお母さんに怒られてしまう。
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