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書物庫に入り、ひとまず安心した俺達。
他の生徒達もここに集まってるみたいだ。
「アリス、今の魔法は……?」
「ああ、あれは相手を支えてる重力を一瞬だけ消す魔法を水属性魔法に乗せて放つ、合成魔法よ。」
これは驚いた。
合成魔法はハバルも使うが、大人でも出来る人はわずかしか居ないのだ。
……ここまで出来て、なんで魔法は苦手とか言えるのだろう。
不思議でしょうが無い。
「とりあえず、しばらくは安全……だよね?」
と、ハバルが聞いてくる。
「あぁ。そしてちゃんと騎士達が来て俺達を助けてくれるさ。」
だが、この学園は……いや、この町は中央都市からは結構遠い。
1日や2日は覚悟しなくてはならないだろう。
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