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「角と羽を隠したいのか?」
そりゃそうだよ。こんなんあったら魔族と間違われるじゃないか。
「そうか。ならば、我に力を送り込むが良い。」
……どういう事だ?
「えぇい、しょうがない奴め。良いか?今回は我が手伝ってやろう。それで感覚を掴むのだ。分かったな?」
すると、何か冷たい物が右手の宝石に向かって流れていくのを感じた。
「一応、角無しでも他の人間には負けることなどあるまい。ただ、本気で戦う必要があれば、角と羽をイメージしろ。」
なるほどな……まぁどうでもいいか……
俺にはもう、戦う理由なんて無いんだ。
友人であり、守りたかった2人は、俺を拒絶したのだから。
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