始まり

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「そんな……」 彼は、自らの体を支えていた剣を左手から離し、自らも倒れた。 「俺が皆を守れてたら……」 そう言いながら、彼も絶命した。 大量の血によって、彼の持っていた剣は真っ赤に染まっていた。 透明な輝きを放っていた装飾品の宝石も、赤く染まっていった。 彼の血と、魔族の王の血によって……
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