第1幕─六連星学園の闇─

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ドサッ……。 歩「お、おい!」 突然、彼女は態勢を崩し、俺はそれを抱き止める。 そして彼女、こう呟いた。 不死鳥姫「……ゴメン、貧血……」 ……一瞬で貧血、だと……!? 歩「馬鹿か!なんでそんな事を……!」 虚「ゴチャゴチャ五月蝿いギョ!お前達にはまとめて消えて貰うギョ!」 歩「ぐっ……!どうすりゃいいんだよ……!」 不死鳥姫「……待ちなさい魚座……!」 虚「ギョ……?」 すると不死鳥姫は、かすれそうな声で呼び掛けた。 虚は『魚座』と呼ばれ、反応した。 歩「魚座……?」 不死鳥姫「あたし達を殺るなら……アンタ達のルールに乗っ取ってやりなさい……!」 虚「……『バトルスピリッツ』か。」 歩「ば、バトスピ……!?」 不死鳥姫「歩……!アンタもバトスピできるなら、それで奴を倒しなさい……!」 歩「な、何言ってんだよ!?なんでバトスピが……!」 虚「ゴチャゴチャ五月蝿い!さっさとコールするぞ!」 歩「だ、だから!どういう事なんだよ!?」 不死鳥姫「コールの言葉は……『ゲートオープン、界放』よ……。」 歩「だからちゃんと説明をしてくれ!」 虚「行くぞ天海歩!『ゲートオープン、界放』!」 不死鳥姫「言って!」 歩「げ、『ゲートオープン、界放』!」 カッ────! すると俺達は、神秘的な光に包まれ、飲み込まれる。 そして屋上には、誰もいなくなった。
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