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ドサッ……。
歩「お、おい!」
突然、彼女は態勢を崩し、俺はそれを抱き止める。
そして彼女、こう呟いた。
不死鳥姫「……ゴメン、貧血……」
……一瞬で貧血、だと……!?
歩「馬鹿か!なんでそんな事を……!」
虚「ゴチャゴチャ五月蝿いギョ!お前達にはまとめて消えて貰うギョ!」
歩「ぐっ……!どうすりゃいいんだよ……!」
不死鳥姫「……待ちなさい魚座……!」
虚「ギョ……?」
すると不死鳥姫は、かすれそうな声で呼び掛けた。
虚は『魚座』と呼ばれ、反応した。
歩「魚座……?」
不死鳥姫「あたし達を殺るなら……アンタ達のルールに乗っ取ってやりなさい……!」
虚「……『バトルスピリッツ』か。」
歩「ば、バトスピ……!?」
不死鳥姫「歩……!アンタもバトスピできるなら、それで奴を倒しなさい……!」
歩「な、何言ってんだよ!?なんでバトスピが……!」
虚「ゴチャゴチャ五月蝿い!さっさとコールするぞ!」
歩「だ、だから!どういう事なんだよ!?」
不死鳥姫「コールの言葉は……『ゲートオープン、界放』よ……。」
歩「だからちゃんと説明をしてくれ!」
虚「行くぞ天海歩!『ゲートオープン、界放』!」
不死鳥姫「言って!」
歩「げ、『ゲートオープン、界放』!」
カッ────!
すると俺達は、神秘的な光に包まれ、飲み込まれる。
そして屋上には、誰もいなくなった。
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