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「なんで!?どうして!?」
「はぁ~、主語ないよ~?」
「なぜヤツはここにいる!?海の遥か向こう側に行ったんじゃないの!?」
「あたしが知るはずないでしょ。戻ってきたんじゃない?」
「ああぁぁぁ~~~」
ゆりなは机に突っ伏した
ゆりなは高校で出来た親友、沙希を呼び、相談、もとい八つ当たりをしていた
もともとゆりなは社交的だったので、高校では友達がたくさんできた
親友だってできた
隆史がかき回さなければ、中学でも友達がいたはずだったのだ
憎い、憎い…
それが、ゆりなの隆史に対する感情
「憎い、絶えろ、死滅しろ…」
「突っ伏して言わないでよ、怖い。」
ガバッ
「ヤツは人ではない!!悪魔だ!!魔王だ!!」
「ひっ!!」
いきなり顔を上げて肩を掴まれて言われた沙希は、大分引いていた
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