第一章 始まり

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「はぁ?! どうして俺んとこなんすか?」 「あんたが一番、 信頼が置ける相手なの。 いい?学園長命令よ。」 ニヤリと笑う白髪の女性。 「そうやってすぐに 権力に頼るなんて サイテーだな。」 返すはスーツを崩すように 着た茶髪の男。 「生徒に対し、 堂々と権力行使してる くせに、いい度胸ね。」 「げっ、バレてたのかよ。」 「当たり前。 あ、そうそう。 あんたの“クラス”に 入る、“アース”の 生徒3人については あなたが世話しなさい。」 「はぁ?!」 「お金なら出すわ。」 「仕方ねぇなぁ。」 「心変わり早いわね。」 「こっちには生活が かかってんだ。」 「ちゃんと生活すれば、 お金は足りるはずよ。」 「俺は俺の生活が――」 「分かった、分かった。 まぁとにかく頼んだわよ。」 「へぃへぃ。」 ――時は時代を刻み始める。 ――――――――――――
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