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僕の名前は風間集平
今はどこにでもいそうな高校2年生だ。
だが、前まで住んでいた地域の高校を転校し、今日この転校先の学校に来た。
理由は父が僕に対して過保護だから。
僕が幼いときに母は死んで、父一人で僕を育ててくれた。だから僕に対しての愛情は計り知れないほどだ。
だがその愛情ゆえに、僕はこんな人生を歩んでしまった。そして人を信じることさえもできない。裏の僕はそんな人格なんだ。
その父が転勤先が中国に決まり、泣きながら中国へ向かったが、父が心の底から信頼の置ける学校に僕を転校させた。
父にはいいことなんだろうが僕にとってはとっても迷惑なことだ。
転校先の学校名は『桜ヶ丘高等学校』
女子高を共学にした私立校で、部活より勉学に専念しているらしい。
そして早く学校へ行こうとしたときに、僕は桜の咲いた木の下であの人と出会ったんだ。
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