家と修羅場

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なんということでしょう。古びた納屋があった場所には一軒の見事な住宅が。 玄関を入ると広いリビング。リビングの上は吹き抜けになっており、匠のこだわりを物語っています。 リビングの隣はキッチン。こちらの収納も先程までの納屋とは大違い。見事に整頓されています。 階段を登ると、そこらかは先程の吹き抜けがあります。二人の子供のことを考えて手すりが付けられており、子供を思う親の気持ちとその気持ちに心打たれた匠の合作と呼ぶべき箇所と呼べるでしょう。 二階は四つの部屋から構成されており、それぞれの部屋に匠の技術が光ります。 一階に戻ってみましょう。リビングにある裏口を開けると、そこには整えられた庭がありました。奥様の家庭菜園の夢も実現できるでしょう。 また、リビングの床にある取っ手を引くと、そこには階段が。地下に降りてみると、廊下が二手に分かれています。 右に行くと、そこには防音扉が。 開けてみると、なんということでしょう。粘土しかなかったはずの地下に大きなオーディオ機器が置いてあるではありませんか。 ここはご主人が奥様へのサプライズとして匠に相談した秘密の部屋。オーディオ機器はご主人が知人に連絡をして取り寄せてもらった品だそうです。 では、左の部屋を見てみましょう。 そこには大きな収納スペースがありました。 家事の初心者である奥様のために、物を多く収納できるスペースを作りたいと、ご主人が匠に願い出て実現した部屋です。
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