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部活動をしていない俺は、いつものように下駄箱で靴を履き替えていた。
「渡!!」
名前を呼ばれ、振り返る。そこにはイケメン。
「なんだ、ただのリア充か…。」
「え、突然何?」
驚いた表情のイケメン。
「オレ オマエ シラナイ」
「なんで片言なのさ…。」
呆れた表情のイケメンの名前は界道 康介(カイドウ コウスケ)。俺と同い年で17歳。鈍感ハーレムな主人公体質の糞野郎だ。
「悪口言わなかった?」
「言ってない。」
訂正:人の好意に対して鈍感
ああ、俺は天崎 渡(アマザキ ワタル)。康介の幼なじみと言う奴だ。
「んで?なんか用事か、バカ介。」
「バカ介言うな。いや、一緒に帰ろうと思って。」
「あれ?今日は大奥いないな。」
そう言うとバカ介は
「大奥って…。みんな友達だし、三人しかいないじゃん。レポート終わってないんだってさ。」
…うぜえ。三人もいるじゃん!!目が合ったら顔赤らめるじゃん!!
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