22462人が本棚に入れています
本棚に追加
「はい、お前。」
「俺は勇者に「なれない。」そこをなんとか「できない。」(・ω・`)」
レオ君は諦めが悪いみたい。
「お、転校生。」
私はメルトって言おうと思ったけどやめた。
「…魔王を倒した後…勇者は…どうなったの?」
「あ?どうだったっけな。」
覚えてないの?一般的なことじゃないのかな?
「ああ、そうだ。」
思い出したみたい。
「王国に住んだ。と言うよりも勇者が住むことで王国が生まれたらしい。
勇者と共に戦ったやつらが王国の七大貴族になったそうだ。光の貴族の娘が勇者に嫁いで、初代国王には勇者が就いたらしい。
光の貴族は光の貴族として存在するぞ。」
これは知らなかった。里では教えてもらわなかったし、お父さんも歴史についてはあんまり教えてくれなかった。算数はいっぱい教えてもらったけど。
「テストには出ないから覚えなくていいぞー。」
先生が適当に終わらせる。
「他に質問は……無いな。じゃ、後の時間は自習。俺は寝るからな、起こすなよ。」
椅子に座って寝始めた先生。いいのかな?
最初のコメントを投稿しよう!