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「えっと、ごめん。」
「…気に…してない。」
お父さんはお父さん。大好きなお父さん。血なんて関係ない。謝られても困る。
カラーン カラーン
あまり大きくない音で鐘の音が聞こえてきた。
「ふぁ、っと。休み時間だ。休め。」
起きたと思ったら、また目を閉じる先生。
帰ったら掛け算教えてもらおうかな。
「よし、これで二時間目の算数で馬鹿にされない!!」
レオ君が騒いでる。クラスの注目の的になる。
「やり方教えてもらってないのに、出来る訳ないでしょうがぁ!!」
サイアちゃんも騒いでる。ジョイン先生が睨んでる。
後で二人に聞いたら、サイアちゃんは下流貴族で、入学式の時にレオ君が「これから一緒だな。よろしく!!」って言って、意味を取り違えてたみたい。その後、顔が真っ赤になってた。
その後に授業で算数、国語、社会、給食の時間があって体育二時間。体育はお腹痛くなった。でも初めて学校に通って、人間と話して、友達って呼べるかわかんないけど友達もできて、楽しかった。
二人は先生に正座させられてた。
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