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今は放課後。校門に来てる。お父さんはまだ来てない。
「何してるのよ?」
「っ!?」
「そんなにビックリすること?」
サイアちゃんだ。また後ろから話しかけられた。心臓に悪いからやめて欲しい。
「で、何してるわけ?」
「…お父さん……待ってる。」
「いつ来るの?」
「知らない。」
「は?」
口を大きく開けて驚いてるサイアちゃん。
「でも来る。」
「あ、そう。」
あんまり興味ないみたい。
「サイア、お待たせー!」
校舎の方からレオ君が走ってくるのが見えた。
「あれ?メルトちゃん、何してr「お父さん待ってるんだって。」へぇ~。」
私が答える前にサイアちゃんが答える。
「すぐ来るの?」
「…わかんない。…でも…迎えにくるって。」
お父さんまだかな。
「よし、だったら三人で待とう!!」
「は?」
「…へ?」
急なレオ君の提案に、私もサイアちゃんも着いていけない。
「だってさ、もう少しで夕方なのに女の子を一人にするのは危ないでしょ?」
「確かにそうね。」
サイアちゃんは納得したみたい。
「…でも。」
納得できないのは私。
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