とある養女の学生生活

16/17
22461人が本棚に入れています
本棚に追加
/499ページ
ズガンッ!! 「グゥッ!?」 腕を振り上げた瞬間、地面に叩きつけられるローブの人。お面が顔から外れる。 「俺程度が、なんだって?」 「小童が、嘗めるなよ!!」 キレているローブの人。でも地面に顔がついたままだ。 「てか、もうちょっとマシな面なかったのかよ。なんでキノコ好きな配管工の宿敵なんだよ。」 呆れてるお父さん。 「意味のわからないことを!!」 暴れて逃げようとするローブの人。 「ざんね~ん。お前じゃ俺には勝てない。」 お父さんが後ろ頭をパンチしたら動かなくなった。 お父さんが指を鳴らすローブの人が消え、もう一回鳴らすと結界が消える。 目の前に会いたかったお父さんがいる。遮るものは無い。 「おっとと、飛びつくくらい動けるなら大丈夫みたいだな。遅くなって悪かった。」 体が勝手に動いて、お父さんに飛びついてた。腰は治ったみたい。 「…信じてた。……それで……この時計…。」 「ん?ああ、それか。俺が魔法陣を刻んで作った懐中時計だ。普通に買おうと思ったらとんでもない値段になるだろうな。」
/499ページ

最初のコメントを投稿しよう!