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ズガンッ!!
「グゥッ!?」
腕を振り上げた瞬間、地面に叩きつけられるローブの人。お面が顔から外れる。
「俺程度が、なんだって?」
「小童が、嘗めるなよ!!」
キレているローブの人。でも地面に顔がついたままだ。
「てか、もうちょっとマシな面なかったのかよ。なんでキノコ好きな配管工の宿敵なんだよ。」
呆れてるお父さん。
「意味のわからないことを!!」
暴れて逃げようとするローブの人。
「ざんね~ん。お前じゃ俺には勝てない。」
お父さんが後ろ頭をパンチしたら動かなくなった。
お父さんが指を鳴らすローブの人が消え、もう一回鳴らすと結界が消える。
目の前に会いたかったお父さんがいる。遮るものは無い。
「おっとと、飛びつくくらい動けるなら大丈夫みたいだな。遅くなって悪かった。」
体が勝手に動いて、お父さんに飛びついてた。腰は治ったみたい。
「…信じてた。……それで……この時計…。」
「ん?ああ、それか。俺が魔法陣を刻んで作った懐中時計だ。普通に買おうと思ったらとんでもない値段になるだろうな。」
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