とある養女の学生生活

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私が聞きたいこともわかっちゃうし、自分で何でも作っちゃう凄い人。 「メルトのお友達か?怖い目に遭ったな。すまなかった。無事か?」 「あ、はい。腰が抜けて立てないだけです。」 「私も。」 恥ずかしそうに言う二人。 「はっはっはっ!!そうか!元気で何よりだ! 俺が送ろう。家を教えてくれ。」 大笑いした後、時々見せる凄く優しい表情になる。 二人はお父さんに風の魔法で運ばれてる。フワフワしてて楽しそう。でも私はお父さんの背中の特等席。他の誰にも渡さない。ナディさんにも渡さない。 二人を送り届けた後、耳のことを聞いてみたら、あの時計には結界の魔法陣と幻視の魔法陣が刻まれてるって。 あの二人に本当のことが言いたくなったら自分がエルフだって言えばいいって。 あの二人にはあんまり嘘吐きたくないな。でも今日は帰ってご飯食べてお風呂に入って寝てしまおう。疲れちゃった。 でも今は、お父さんの背中の温かさに触れてたい。少し寝てしまおう。家に着いたら起こしてくれるよね。
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