勇者召喚

3/4
前へ
/499ページ
次へ
――――――― -side 王女- 私は、スピカ・リディア。今は玉座の間に向かって歩いています。私の後ろには専属メイドがついています。 リディア王国の王女です。今日は勇者を異世界から召喚するとお父様から聞いています。 最近魔物が増えたり、魔族が目撃されたり、と世界が不安定になっているので勇者に救ってもらおう。というわけです。 …私は誰に説明しているのでしょう。緊張しているんですね。 いつのまにか着いていました。 「スピカ様、お早うございます。」 「ええ、お早う。扉を開けて下さい。」 「はっ!」 「お前は他の仕事があるでしょう。行きなさい。」 「はい。」 メイドを下がらせ、扉の前に立つ。 扉の前にいた兵士に扉を開けてもらうとそこにはお父様とお母様、それから近衛隊と各部隊の隊長や副隊長。錚錚たるメンバー。圧巻ですね。 17年間見てきましたが慣れませんね。普段見ないものでは、大きな魔法陣。勇者召喚の物のようです。魔導隊の隊長格が魔法陣の周りにいますね。
/499ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22462人が本棚に入れています
本棚に追加