一日目

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「さて、もう一仕事。」 流石に一億も消費したらきついな。明日には回復していればいいが。これからもっと消費するんだけどね。 「水よ 生命の源よ 生きる物は水を持ち 命の根源となる その恵みは遠き時より変わりなし 新たな恵みを我が許に奉れ 『奉公の水』」 これは最上級の魔法。地下水を引っ張ってきて噴水に導く。地下水脈が案外近くて助かった。 「うん、こんなものか。」 「…結構豪華になった気がするよ。」 「こだわりだ。」 「まぁ、いいか。」 なんか適当じゃね? 「…なんだ?」 「どうかしたのかい?」 「いや、王国で勇者が暴れているようだ。」 王国には強い奴たくさんいるけど、皇国にいる時に気付くほどの魔力量を持っているのは康介だけ。魔力なんて溜めて何してんだ? 魔族の時は魔力に違和感があったから気付いた。魔族の魔力って、なんか少しだけ刺々しいんだよね。 「ちょっと行ってくるわ。『ゲート』」 「え、ちょっと!入国許k…。」 ロロがなんか言っていたけど知らない。 -side out-
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