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「お前を世界の主人公とするならば、俺は差し詰め誰かの間違いを明確にして手を加える脇役と言ったところか。」
「え?何を言って…。」
訝しげな表情。
「お前はこいつを王の前に差し出せ『ゲート』」
「うわっ!?」
うん、おっさんと一緒にボッシュート。
「さて、俺は君達に用があるんだ。」
魔族の二人組。…なんか雰囲気が似てる気が?
「頼む!妹は助けてくれ!僕の命でよければよろこんで差し出す!」
ああ、兄妹だったのね。
「そんなものはいらん。俺は君達に聴きたいことがあるんだ。」
「…私達のこと、食べませんか?」
「食わねぇよ!!」
なんだその発想www
「わかる範囲でいい。教えてほしい。」
「…なんですか?」
お兄ちゃんは警戒しているな。妹ちゃんはお兄ちゃんの後ろでビクビクしているだけか。
「君達の王、我々の呼び方ならば魔王か。魔王の人間界侵略の目的を教えてほしい。」
「…え?それだけ?」
何を期待していたんだ?
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