一日目

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~皇国 謁見の間~ 空間魔法で玉座の前に出る。上半身だけ。 「少し書庫使うから。」 「…は?」 「じゃ。」 「え!?」 ロロが慌ててたけど知らない。 ~皇国城内 書庫~ 前探検して正解だったな。流石に本の場所までは確認してないが、書庫の場所を知っているから移動が楽だ。 「…。」 「…。」 「…。」 見られてる。めっちゃ見られてる。本棚の後ろに隠れてさ、俺が気付いていないとでも? 「あーあ、歴史の本の場所を教えてくれる優しい人がどこかにいないかなー?(棒)」 お、反応した。そんなにブンブンしてたら気付かないわけがない。 「あー、困ったなー(棒)。」 「あ、あの、私でよければお手伝いを…。」 「む?ああ、申し訳ないな。誰だか知らないが頼む。」 「はい!」 「書庫では静かに。」 「あ、はい。」 犬の獣人さん。ブンブンしてたのは尻尾だ。誰かの役に立つのが好きみたいだな。 「ここの司書か?」 「はい。」 「歴史の本を探している。」 「こちらです。」 案内されて古そうな本棚の前に来る。 司書さんとの絡みを期待した人には申し訳ないが、収穫が一切無かった!畜生! 調査終わり!今日は不貞寝だ!
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