二日目

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「渡さん!」 お怒りのミカエル。 「トンボはミカエルの頭の上だからな。」 「へぅえぇ!?」 何その悲鳴wwwメルトもビビってるなwwwトンボが飛ばないwww カンカン 「お、お客さんか。珍しいな。出てくる。」 「お願いだから取ってぇぇえええ!!」 玄関に向かったら後ろからミカエルの声が聞こえた気がしたが、気のせいだろう。疲れているんだな。 「はーい。」 玄関の戸を開ける。 「あ、ワタル。」 「お、ナディじゃねぇか。どした?」 戸の前にいたのはナディ。 「えっとね、家の中がピリピリしてて嫌だったから…来ちゃった。」 顔を赤くしてますね。 …あ、そうだ。何忘れてたのか思い出した。 「デートでもするか?」 「え?」 そう、俺が忘れていたのはデートの約束。ぶん殴られても文句が言えないことしちまったな。 「あ、学園祭の時の約束?」 「すまん。忙しくて忘れていてな。」 正直に言わないとばれた時に怖いからな。 「本当は怒りたいけど、忙しいの知ってるもん。怒れないよ。」 はにかみながら言うナディ。
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