プロローグ

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天ぷら派の足元に目を向けると、 円の中に描かれた幾何学模様。どう見ても魔法陣ですありがとうございます。 「あー、それは魔法陣って言ってな。何かを転送したり、魔法の媒介にしたりするための物だ。 お前はこれから異世界に行って『魔王倒せ』とか言われるだろう。 だが勇者に選ばれたお前なら大丈夫だ。安心しr…おい、近づくんじゃない。巻き込まれるだろう。」 じりじりと詰め寄ってくる主人公。警戒しながらじりじりと後ずさる脇役。 そして、巻き込もうと掴みかかる主人公と、巻き込まれまいとする脇役の攻防が始まった。 「そんな所に僕だけ飛ばすなんて酷い!!」 「黙れ糞主人公野郎!!どうせ向こうでもフラグ建てて王女とかに好かれるんだから、黙って行ってこい!!」 そんなやり取りの最中でも光を強く発していく魔法陣。
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