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「こいつ倒しちゃっていい?」
と美少女Aに訊いてみる。
ハッとして激しく頷きながら
「どうぞ!」
だって。
じゃあ、右腕に力を溜めて、
「三連…釘パン○!!」
甲羅に拳を叩きつけ、蟹から降りる。
ズバァン!!
「一回…。」
甲羅が大きく凹む。
ズバァァン!!!
「二回…。」
甲羅にヒビが入る。
ズバァァァン!!!!
「三回だ。」
…カニみそ飛び散ってんだけど。なまぐせぇwww
-side out-
―――――――
-side サリー-
えぇー…。あのいきなり現れた人は何者?何あの攻撃?ナディが無事なのは嬉しいけど、意味がわからない。
ナディの目がキラキラしてる?
「ナディしっかりして!!目を醒ますのよ!!」
「ふぇ!?なんのこと!?」
たしかにそこそこカッコいいけどもっといい人はたくさんいるはず!
「私、別にあの人が強くてカッコいいとか、恋人だったら守ってくれそうとか、結婚したら将来安泰とか思ってないよ!!?」
「手遅れか…。」
「ちょっといいか?」
やたら強い男性が話しかけてきた。私がしっかりしないと!!
「ここって、どこ?」
やる気が空回りした気分。
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