一刻戦争

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「わかりました。聞け、皇国軍!我々はこれより遠距離から魔法であの巨人に攻撃を仕掛ける!時間がない!今すぐ動け!」 「「「「イエス、マム!」」」」 トロワの声に何の疑問も持たず従う皇国軍。 「皇国の。我々は何をすればいい?」 「王国の帝か。」 「ああ、光帝をしている。」 渡に話しかけたのは白いローブを身に纏う男。 「我々も君に従おう。勇者は君を信用しているようだしな。」 「ありがとう。王国軍も同じだ。遠距離から魔法を撃ち続けてほしい。康介は別にやることがあるからこっちにいてもらう。」 「わかった。」 そう言ってトロワと同様に軍隊に号令を出す光帝。こちらもすぐに動き出した。それに着いて行く各国の軍隊。 「康介!」 「なに?」 大声で康介を呼び寄せる渡。 「ナビを手伝ってくれ。それから、俺が合図をしたら全力であいつから離れろ。」 「わかった。」 なんの疑問も持たず、すぐに行動を開始する康介。彼から渡への信頼は厚い。それは、しばらく会っていなくても変わらない。
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