一刻戦争

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「光と闇 相反するものが交わりし時 」 猛攻に怯んでいた巨人だったが、ついに渡に迫る。叩き潰そうと腕を振り降ろす。が、捨て身のナビに阻まれ失敗。無謀な攻撃を仕掛けたナビは腕が圧し折れ、痛みに呻く。 二つの太陽が重なる。 「世界に破滅をもたらす虚無の柱が現れる 退がれーーーー!!!!」 叫ぶ渡。魔王は転移で手下達の許へ飛び、康介はナビを抱えて飛び去る。三人が逃げたことを不審思ったのか、弾幕が弱まる。 「終わりにすっか。『虚無の天柱』」 次の瞬間、空を貫いて無色の柱が巨人に圧し掛かった。 ≪な…んだ、この…魔力量は!?≫ 「神級の合成魔法だ!味わって食いやがれ!」 どんどん魔力を送る渡。急激に大きくなる巨人。しかし、魔剣が魔力を吸いつくせず、徐々に崩れ始める。 ≪ぐ、ぬぬ…!この程度…吸いつくしてくれるわ!≫ 少しずつ細くなる柱。すでに魔剣が剥き出しになっている。 キン そして、柱が無くなると同時に魔剣が巨人から抜け、地面に突き刺さる。
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