俺は脇役でした

日記

秋の真ん中。今日は天気がよかったから、メルトちゃんと庭で遊んだの。

そしたらね、メルトちゃんが手を太陽に翳しながら歌ってるの。私はその歌詞がすごく気に入ったんだ。

なんの歌？って私が聞いたら、

お父さんに教えてもらった。って。私も歌詞教えてもらって、うろ覚えだったけど一緒に歌ったんだよ。

手のひらを太陽に翳したら血潮が見える。生きてるって実感できる。全部の生物が友達。笑ってる。そんな歌。

その中にあなたはいる？私はいる？私は笑えてるかな？

日を跨ぐたびにあなたに会いたくなる。

私が夜、時々泣いてるのをメルトちゃんは知ってると思う。

メルトちゃんが寝ながら泣いてるのを私は知ってる。

朝起きたら目が腫れてるからね。

私は一人じゃないよ。でも、やっぱり寂しいんだ。

今日も私はペンを置けない。