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彼の後ろ姿を見送る。
変な人。でもあの騒いでた人達迷惑だったから助かった。と言ってもあの人もあの集団の一味みたいだけど。
そういえば名前を聞いてなかった。まあいいか。どうせこの広い学校の中で会うことなんてもうないだろうし。なにしろ1500人はいるのだから。
現に同じ学年だったらしいけど今まで一度も会ったことがない。
そんなことを考えながらいつもの窓際の席にいくともうサラがいた。
「遅いよー!!私より先に終ってたのにー。」
「ごめんごめん、列混んでて。」
「まあいいけど。そんなに待ってないから。早く座りなよ。食べよう。」
あたふたと席に着く。
食べはじめたころには彼のことはすっかり忘れてしまっていた。
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