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――中学1年生の時に千暁とは出会った。 たまたま同じクラスで、そんなに仲はよくなかったが、ある日の放課後、二人きりの教室で"一目惚れをした"と本気の告白された。 男子校であったため、周りには男同士の恋愛はたくさんあった。 そして俺自身も、別に男同士の恋愛がいけないとは考えていなかった。 むしろ、自分は過去にしていたのだから、ありだとは考えていた。 そして、その時期に荒れていた俺はその告白を受け、遊び半分で千暁と付き合った。 遊び半分だったのは千暁のことを好きになれないことは付き合う前からわかっていたからだ。 女の子と間違えるくらい可愛く、その愛らしい印象から男女問わず人気のある千暁だったが、俺が求めている人は千暁ではなかった。 来るもの拒まずの俺は千暁以外とも遊び、千暁を弄ぶだけ弄んで、傷つけて、結果何度も泣かせた。 その後別れを告げたが、千暁はこんな俺に"好きじゃなくてもいい、友達としてでもいいから傍にいさせてほしい"と言った。 その後からずっと一緒にいた千暁は、俺が気を許してもいい人となっていた。 そして気づけば、一緒にこの学園に入学を決めていたのだった。
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